ConnectionChain

(1) 提供機能

独立して運用される 2 つ以上のシステム(ブロックチェーンや Web API)同士を整合性高く連携し、取引の証拠性を担保した台帳管理する富士通独自のブロックチェーン連携技術を提供する。具体的には、Web API とその API を利用した環境価値取引を題材とするサンプルアプリケーション(ソースコードもダウンロード可能)、およびユーザマニュアル(API 仕様書、サンプルアプリマニュアル)を提供し、Data e-TRUST と Ethereum テストネット(Sepolia)の連携をサポートする。

(連携して使用可能な他システムの一覧)

無償版の Data e-TRUST や Ethereum テストネット(Sepolia)に加え、利用者や第三者提供の一般的なシステムやアプリケーション

(2) 制約事項
  1. 利用者は、資金決済に関する法律第 2 条第 14 号に定める暗号資産またはそれに類するものに対し、提供機能を使用してはならないものとする。
  2. シナリオ開始 API の実行について、5 秒程度間隔をあけて利用するものとする(ただし、他ユーザの実行状況によっては、5 秒以上実行が制限される可能性がある)。また、1ID 当たりの API リクエスト数は 1 日当たり 40 件を上限とする。
  3. サンプルアプリケーションの利用(サンプルアプリケーションで利用しているシナリオのシナリオ開始 API 呼び出しを含む)について、トークン発行およびトークンオフセットは 5 秒程度間隔をあけて実行し、1ID 当たりのリクエスト数は 1 日当たり 40 件、1ID 当たり 1 か月に発行・オフセット可能なトークン数は 40 を上限とする。また、Sepolia テストネットでの GasPrice が 200Gwei を超える場合は実行しないこと(GasPrice は https://sepolia.beaconcha.in/gasnow の図などを参照)。
  4. 連携先ブロックチェーンにて普段利用している秘密鍵や個人のパスワードなど、機密情報や個人情報を含むようなデータを利用しないこと(連携先ブロックチェーンのアカウントは実験用に新規作成すること)。
  5. 連携先ブロックチェーンのスマートコントラクト実行、取引実行にかかる手数料(Ethereum テストネット(Sepolia)における通貨 Sepolia ETH)はユーザ負担とし、手数料負担について責任を負わない。
  6. 連携先ブロックチェーンの取引実行結果、取引実行(コネクションチェーンの誤動作含む)による外部アプリやユーザなどへの影響について責任を負わない。
  7. 有償版の Data e-TRUST や Ethereum メインネット含め、連携先システムやブロックチェーンの追加について(特定のユーザのみに連携を制限など)は、本契約では実施せず、別途定める。
  8. 不定期(メンテナンス時、障害時など)にコネクションチェーンを再起動もしくはシステム停止、データ削除する可能性があり、その影響について責任を負わない。